右が初期型（フィラメント断線不動球）、左が後期型（動作球）です。 初期型が海軍、後期型が陸軍に納められた球で、それぞれ錨のマークと桜のマークがあります。ＭＴ-３Ｓの他ＭＴ-４Ｂという兄弟球が存在しますが、ＭＴ-３Ｓよりも現存数が少ないようです。 ＭＴ-３Ｓは、ＵＶ２１１ＡとＵＸ２０２Ａの中間に位置する日本独自の球です。あえて近い球を米系で探すとＴａｙｌｏｒの８２５あたりでしょうか。ベースはＵＶ２１１Ａと同じ大型ＵＶですのでソケットの入手には困りません。 規格は、Ｅｆ　７．５Ｖ　　　Ｉｆ　２．７５ＡＥｐ　４５０Ｖ　　　Ｅｇ　-３７．５Ｖ　　　　Ｉｐ　６０ｍＡＲＬ　３６００Ω　　　Ｐｏ　４．０Ｗ（出典：魅惑の真空管アンプ上巻） 古典三極管としてはバイアスが浅く非常にドライブしやすい球です。トリタンフィラメントが煌々と光り輝きマニア心を擽ります。戦後少量ですが軍から放出され、音にうるさいマニアに重用されたようです。商品の情報カテゴリー : 家電・スマホ・カメラ > オーディオ機器 > その他商品の状態 : 目立った傷や汚れなし発送元の地域 : 茨城県