サイズは、全体29.8×178、書本体は26.7×99cmです。経年による多少の汚れ,シミがございますので画像にてご確認ください。 一連の茶道具はお茶の先生宅よりお譲りいただいたものです。 「白鷺下田千點雪（ハクロ デンニクダル センテンノユキ）」・・・・・・・・6月の頃東福寺同聚院の西部文浄禅師の筆です。
この画の白鷺は、
首をすぼめ片足立ちで眠っている「静」の姿です。白隠禅師（1686～1769）が般若心経を解説した『毒語心経』の中の「無苦集滅道」の一節 白鷺下田千點雪， 黄鶯上樹一枝花。 白鷺の田に下れば千点の雪， 黄鶯の樹に上れば一枝の花。 白鷺が田に下りると点々とした雪のようで， 黄鶯が樹に上ると一枝に花が咲いたようだ。
東福寺同聚院西部文浄西部文浄［ニシベブンジョウ］
大正１４年滋賀県彦根市・江国寺に生まれる。昭和１０年福井県小浜市・高成寺にて得度。昭和２６年大谷大学卒業。南禅寺専門道場に掛塔、柴山全慶老師について参禅弁道。昭和４９年京都市東山区・東福寺塔頭同聚院住職に就任。