他の方が出品していた「動作品」や「修理品」を購入したが音質が良くない、テープを噛むといったデッキの修理を依頼されます。
オークションでの入札時は【録音ヘッド】【再生ヘッド】【ピンチローラー】等の
当方では、ご落札品の不具合発生時の修理のみ承っております。
また、ヘッドの特性劣化等で音質の良くないデッキは出品しておりません。部品取りで使用するなど有効利用しております。


整備品とうたわれている他の出品物のほとんどが行われていない【消去／録音／再生ヘッドの「あおり」の確認や再調整】も、A・BEX社製ヘッドアライメントゲージTHG-801を使用し当時のメーカーによるオーバーホールと同等の精度で厳密に行っておりますので、長時間テープ（非常に薄いテープ）使用時でもテープの蛇行（テープを噛む）はありません。


■落札者様からいただいた当方の評価は ◆ここをクリック◆ してご覧ください。


〓〓〓〓〓 商品説明 〓〓〓〓〓

■ＳＯＮＹ製の【高級ステレオＥＳシリーズ】の高音質カセットデッキ【ＴＣ－Ｋ３３３ＥＳＡ】です。シリーズ最高峰の TC-K555ESA とほとんど変わらない筐体・機構・電気回路設計のため、大変コスパが高くお買い得な機種でした。
（ S.No.201833 1991～1992年製）

【本機の音質評価 再生：★★★★★ 、録音：★★★★☆】

－－－－－－ カセットデッキの音質評価 －－－－－－
－－－－－ －－－－－
★★★★★：新品時と同等と言える高音質
★★★★☆：当時の機としてはなかなかの高音質
★★★☆☆：良好な音質
★★☆☆☆：当時それなりに使用されていた機相応の音質
★☆☆☆☆：（★★☆☆☆ や ★☆☆☆☆ は出品しません）
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－


■当時最高峰のTC-K555ESAと電気回路を比較すると、電源基板の大きな平滑コンデンサーの容量が異なる程度で、その他はほぼ同一です。性能の差はほとんどないと言ってよいでしょう。【TC-K333ESA】＋【音質の向上に特に大きな効果はないバブルオーディオ流行期のいくつかの趣向】＝【TC-K555ESA】と言うことになりますね。実際に「TC-K222ESA」と「TC-K333ESA」の音質は低音をよく聞けば違いが分かりますが、「TC-K333ESA」と「TC-K555ESA」の聞き分けは困難です。

■外装は印字が剥げない程度に軽くクリーニングしました。キャビネット（筐体）には小キズなどはありますが、年式の割にはなかなか綺麗であると感じます。前面パネル周りにも小キズやスレ等はありますが、【昨今のヤフオクSONY ESシリーズの前面パネルとしてはかなり綺麗で良い
■特徴や仕様（スペック）などの詳細は説明しきれませんので「オーディオの足跡」様のページ ◆ここをクリック◆ などを参考にして下さい。

■その他、付属品（添付品）等の詳細は、後述を参照ください。


■本機は【返品】での出品です。

■ご落札価格が【即決価格】未満でも【到着後１ヶ月間の保証付き】です。

■【保証規定】や【有料修理について】は後述を良くお読みください。

■【保証規定】『保証期間について』こちらの出品物は到着（配達完了）後１ヶ月間の保証付きです。『保証内容について』保証期間内に不具合発生のお申し出をいただき、調整箇所の再調整が必要な場合や、当方が交換した部品の再交換が必要な場合は、当該部品の無料再交換と無料再調整をいたします。但し、往復送料は落札者様のご負担とさせていただきます。

■【有料修理について】こちらの出品物は当方の部品在庫等の状況により【保証期間満了後の有料修理】に対応できる場合があります。この記述がある当方から落札した物のみ有料修理に対応。落札者が内部を触り故障（破損）した、部品在庫無し等、状況により修理対応できない場合はご容赦ください。今のところ、ベルト類やピンチローラー及びアイドラー等のカセットデッキ修理用補修部品は十分在庫がある
■落札者様からいただいた当方の評価は ◆ここをクリック◆ してご覧ください。


〓〓〓〓〓〓 メンテナンス内容 〓〓〓〓〓〓

■メカの動作モードを切り替えるためのモードベルトは、加水分解により柔らかく変質し溶け切れていました。モードベルトを掛けるオペレーションプーリーを綺麗に脱脂クリーニング後、モードベルトをSONY純正部品より一回り太いタイプの耐用年数強化対策ベルトに交換しました。（交換したベルトはきついベルトという意味ではありません。本メカにきついベルトを取り付けると動作が緩慢になるばかりか樹脂製ギヤシャフトの破損につながります。）

■キャプスタンの回転による摩耗に耐えるためキャプスタンホルダーはオイルレスメタル製ですが、長期間に渡り安定した定速回転が維持できるよう左右のキャプスタン軸（キャプスタンホルダー内部）にモリブデンオイルを微量注油し、キャプスタン軸受けには高級シリコングリスを塗布して組み立て済みです。

■キャプスタン回転用クォーツロックＤＤモーター制御基板上の液漏れしやすい表面実装電解コンデンサ２個は、液漏れはしていませんでしたがESR値が高く交換が必要な
■キャプスタンフライホイール左右をクリーニング後、キャプスタンベルトを完全互換品ベルトに交換しました。

■左右リール回転駆動用のアイドラーギヤは、
■各動作が誤動作しないようロータリーエンコーダーの接点クリーニングを行いました。

■サプライ（左側）ピンチローラーは、表面の硬化が確認できましたので、今後長期間の安定走行が望めるよう、新品ピンチローラー（完全互換品）に交換しました。テープガイドも細部まで綺麗にクリーニング済です。（サプライ側を新品ピンチローラーに交換済のＥＳデッキは末永い安定走行が期待できます。）

■テイクアップ（右側）ピンチローラーはテープ走行痕がとても少なくとても良い
■カセットホルダー上部のテープ有無検出用リーフスイッチに破損が見受けられたのでSONY純正新品部品に交換しました。

■カセットホルダー上部のその他のリーフスイッチ、テープタイプ（ノーマル・ハイポジション・メタル）検出用と録音可否検出用のリーフスイッチは接点の鏡面クリーニングを行いました。接触不良による誤動作はありません。

■各種厳密再調整（３ヘッドカセットデッキには欠かせないテープパス調整（ヘッドアライメントやヘッドアジマスなど）やテープスピード等を、ヘッドアライメントゲージ、複数のテストテープ及び測定器を使用し厳密に再調整、また基板上の調整箇所を厳密に再調整。整備品と謳われている他の出品物のほとんどが行われていない【消去／録音／再生ヘッドの「あおり」の確認や再調整】も、A・BEX社製ヘッドアライメントゲージTHG-801を使用し当時のメーカーによるオーバーホールと同等の精度で厳密に行っておりますので、長時間テープ（非常に薄いテープ）使用時でもテープの蛇行はありません。）

■再生レベルや録音前のテープキャリブレーションに係るオシレーター発振レベル、初期録音レベル及び初期バイアス値をSONYサービスマニュアルを参考に厳密に再調整しました。
（ノーマルテープ・ハイポジションテープ・メタルテープの各ポジションとも厳密に再調整済み。）

■こちらに記載しておりませんが、半田クラック部の再半田やＶＲ（ボリューム）類のガリノイズ除去等の細かいメンテナンス作業（予防修理）も多数行っております。


〓〓〓〓〓 付属品 〓〓〓〓〓

■操作方法が同じ「ＴＣ－Ｋ３３３ＥＳＬ取扱説明書」のコピー


〓〓〓〓〓 お取引方法と注意事項 〓〓〓〓〓

■以下に記載した内容以外のお取り引きはできません。慎重にご入札下さい！
■評価が【新規】の方、評価に複数の【悪い】評価がある方は『必ず入札前』に『出品者への質問』欄にて【購入意志表示または取引励行の誓約表示】をしてください。これらがない方の入札は予告無く取り消しさせていただくことがあります。
■こちらは【整備済の動作品ヴィンテージオーディオ機器】の出品です。前述の通り【返品】【保証規定】【有料修理について】をご了承いただける方のみ入札してください。
■写真と現物の色の違い等、神経質な方は入札をご遠慮下さい。
■疑問点がある場合は入札前に必ずご質問下さい。回答にご納得いただけない場合は入札をご遠慮下さい。（多忙のためご質問への回答に時間がかかることがあります。）
■入札者、落札者の「～であろう」「～だと思った」「～で当然だ」等の拡大解釈や思い込みはトラブルにつながります。疑問点は入札前に必ず質問してご解決ください。但し、当方が回答の必要はないと判断した質問には回答しません。
■お取り引き開始後のでのサポートや相談等はできかねます。お取り引きの履歴をきちんとした形で残すという意味でも【取引ナビ】からお願いします。
■