うぶ出し初公開の傑作『来国俊』『本阿（花押）』です。
本阿弥家十二代光常の極入りです。
ハバキに、織田信長の家紋が入り、織田信長所持の『来国俊』として、大事にされていた物です。
出来は、重要刀剣に負けないくらい、素晴らしい物です。
地鉄は、見事な梨子地肌で、地沸・地景が付き、映りもあらわれています。
とても綺麗な地鉄です。
刃紋は、最高レベルの直刃で、刃中に複雑な働きが、もの凄く入っています。
二重刃もあらわれ、小沸付き、小丁字交じり、とても明るく冴えています。
帽子も見事に入り、見事な来帽子です。
刃切・しなえ・ふくれ・曲り・傷はありません。
刃長は、2尺4寸7分、74.8cmもあり、長寸で、身幅も広く、しっかりとした姿の豪刀です。
手持ちもどっしりとしています。
研ぎ減りも無いです。
刀樋が掻き通しされ、最高の品格で、さすが山城物と思わす、気品に満ちた一振です。
これだけの名刀は、なかなか出ないと思います。
是非、愛刀にして下さい。

登録証 福岡県 108047
種別 刀
刃長 七四・八cm
反り 一・七cm
目くぎ穴 二個
銘文 （表） （金粉銘）本阿（花押）
（裏） （金粉銘）来国俊
令和五年五月拾壱日交付

元幅33.2mm 元重7.1mm 先幅23.7mm 先重5.0mm
刀身重量 754g
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